どんな痛みか?
ぎっくり腰とは、突然「ピキッ」や「グキッ」と腰に急激な痛みが発生する腰痛です。
重たいものを持ち上げた際に発生しやすいといわれていますが、椅子から立ち上がる時や靴下を履くとき、顔を洗うとき、足元の小物を拾うときなど、体に力が入っていない「油断しているとき」にもよく発生します
症状は?
- 痛みにより靴下が履けない(前屈が辛い)
- 寝返りが出来ない
- 椅子や布団から起き上がる時に痛みが出る
- 腰が抜けそうになる(腰の不安定感がある)
他にも様々な症状が出現するのがぎっくり腰の特徴です。
治療方法は?
当院では患者様の症状に応じてマッサージ、電気治療、鍼灸治療を行います。
腰の不安定性が残っているようならコルセットやテーピング等を施します。
痛みが落ち着いてきましたら再発防止の為、症状に関連する部位をほぐすと共に体の歪みを整え、ご自宅でもできる、腰に関連するストレッチや筋トレの指導なども行います。
いくつか当院での症例と治療内容を掲載します。
当院の症例です
症例 ①
60代 男性
自宅の椅子に座ったまま足元の荷物を拾おうとした際に腰を痛める
腰のやや上部(腰椎の3番目辺り)に痛みがあり、前屈みをした際に痛みが増強、筋肉の緊張も強い
腰、殿部にマッサージと消炎鎮痛の効果のある軟膏を塗り、患部に鍼治療を行った
治療後、来院時と比べ痛みが軽減した。負傷日より2週間、来院4回で症状改善した。
症例 ②
40代 女性
子供を抱き上げようとした際に、腰を捻ってしまい痛める
腰の下部(腰椎の5番目)に痛みがあり、後ろに反らしたり腰を回旋したりすると痛みが増強、患部周囲に熱感があり、背筋群及び殿筋も緊張が強い
患部を押すと痛みが強く出現していたためマッサージは最小限とし、鍼治療で症状の改善にあたった
来院時には歩くのにもベッドに横になるのも辛そうにしていたが、治療後まだ痛みが残ってはいるが起き上がりがスムーズになり腰の可動範囲も改善が見られた
痛めた当日に来院、三日連続で患部の治療を行い痛みが半分以下になり、2週間後には子供を抱えたまま一緒に遊ぶことができたと喜んでいただけました
症例 ③
40代 男性
車の運転席から降りようとした際に、腰を捻ってしまい負傷
腰の下部(腰椎の4番目と5番目)の左側に痛みがあり、腰を捻ったり後ろに反らすと痛みが強くなる。背筋(脊柱起立筋群)の緊張も強い
患部のマッサージは可能だったので背中から腰、臀部のマッサージを行ったあと腰部に鍼灸治療を行った
二日続けて治療が行ったことにより全体的な痛みは軽減し、日常生活も支障なく送れるようになった
その後治療を続け、二週間後には痛みもなくランニングなども可能になった