「最近、猫背や巻き肩と言われる」「頚の動きが悪い」「首を動かすと背中が痛む」など、それはストレートネックかもしれません。
「ストレートネック」や「スマホ首」など聞いたことがあるかと思います。
パソコンやスマホの使用により下を向いたり、覗き込んだりの姿勢を長時間続けてしまうことにで、頚周囲の筋肉が硬くなり、本来であれば緩やかにカーブし頭の重さを支えている頸椎が徐々に真っすぐに近づいてしまいます。
症状として
・頚肩のコリが強くなってくる
・頭痛やめまいの出現
・眼精疲労と視力の低下
・首を動かし辛い
などが現れます。
頚の症状が悪化したり、治療を行わずに状態の悪いまま放置してしまうと「頚椎症」という疾患に変化します。
頚椎が変形することにより頚部周囲の循環不全が起こり、腕や指、背中へ放散する痛みやしびれ、頚を動かすとそれらの症状が強くなるなどの症状が出現します。
ストレートネック及び頚椎症は頚の筋肉のこわばりや日常生活の姿勢に原因があります
当院では症状に対してマッサージや鍼灸治療、運動療法を用いながらの治療、日常生活での姿勢の指導を行い症状の緩和を目指しております。
改善まで時間はかかりますがしっかりと治療していきますのでご安心ください。
いくつか症例と治療内容をご紹介していきます
症例 ①
40代 男性
仕事でパソコンを使うことが多く来院日の1ヶ月前から頚を動かしにくく、3日前から左手の親指と人差し指に痺れが出現。
上を向くと(頚部後屈)背中に痛みが出現し、指の症状も強くなる。
頚周囲の筋肉が硬いのでマッサージ及び鍼治療を行った所、症状の緩和が見られました。
回数を重ねていくと日に日に症状も出現しにくくなり、2か月後には痛みとしびれが改善されました。
症例 ②
20代 女性
スマホを使っている時間が長く目の疲れや頚肩のコリ、頚を動かしにくいと訴える
ストレートネック、猫背、巻き肩等姿勢の悪さも見られた
猫背の調整を行うと良い姿勢が保てると考え、頚肩~腰、上半身のマッサージを念入りに行った所、治療後には猫背、巻き肩も症状は改善され症状の緩和が見られました。
3回ほどの治療で種々の症状は落ち着き、現在は2週間に一度程度、身体のメンテナンスを行いながら再発防止の治療を行っています。